ロボットで接客を無人化したい── その先にあった問い
背景
ある施設から「ロボットで接客を無人化できないか」という相談を受けました。人手不足の課題が背景にあり、ロボット導入によって業務の一部が軽減されるのでは、という期待がありました。
ズレ
しかし検討を進めるうちに、そもそも「接客とは何か」という定義が曖昧なまま進んでいることに気づきました。 業務内容を分解していくと、張り紙ひとつで解決することもあれば、ロボットには担えない対話や気づかいが含まれている場面もありました。
気づき
このケースは、技術を導入する前に「何を変えたいのか」を明確にすることの重要性を教えてくれました。 最終的には、接客業務そのものの再設計へと話が進み、ロボットは「必要であれば取り入れる」という位置づけになりました。