Structural Cases
構造の現在地
成果が出ない理由は、能力ではありません。多くの場合、それは構造の配置です。判断は合理的。計画も整っている。それでも、行動が続かない。
Semantic Flow では、組織の状態を「構造の現在地」として捉えます。これは失敗の分類ではありません。いま、どこにいるかの確認です。
硬直(Inertia)
動こうとしているのに、動けない。会議はあるが、前に進まない。方向は示されている。しかし腹落ちしていない。どこかで「意味」が通らなくなっている状態。
押しても動かないのは、怠慢ではなく構造の遮断です。
空回り(Forced Flow)
動いている。忙しい。でも成果につながらない。指示も目標もある。努力もしている。それでも手応えがない。
力が成果に変換されていない状態です。
燃え尽き(Burnout)
本気で取り組んでいる。責任感もある。能力も高い。それでも疲れだけが残る。構造の摩擦が大きく、エネルギーが削られ続けている状態。
努力が破壊に転じているサインです。
停滞(Stagnation)
何も大きな問題は起きていない。表面上は安定している。しかし活力が戻らない。挑戦が生まれない。静かに消耗が続いている状態。
動いていなくても、疲れは進行します。
迷走(Oscillation)
うまくいったと思えば、止まる。評価が揺れ、方向も揺れる。方針が頻繁に変わり、そのたびに負荷が積み重なる。安定しない構造に置かれている状態。
「改善しているつもり」が、摩耗を生んでいることもあります。
崩壊(Collapse)
もう動けない。回復に時間がかかる。人が離れ、信頼が薄れ、何も決まらない。限界を越えてしまった状態です。
ここまで来る前に、構造を見る必要があります。
あなたの組織は、いまどこにいますか
多くの組織は、一つだけに該当するわけではありません。いくつかが重なり、移行しながら進行します。現在地を知ることが、最初の設計です。